住職の徒然日記

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沈黙を破って・・・

沈黙を破って・・

“令和元年”と言いたいとこだけど、正式にはまだひと月近くありますよね?長のご無沙汰ご免なさい。拙僧死んじゃったと思われたかも。どっこい生きておりました!“要らんヤツ”ほど長生きしますので、どうぞご心配なく!
平成は拙僧が坊さん人生を歩み始めた時代。昨年暮れには檀徒さん信徒さん・縁結びや安産祈願でお参りの方まで、有志が力を合わせて鐘楼を再建なさいました。桜が咲き誇る中、穏やかな春の日差しを浴びて立っている真新しい建物がそれです。除夜の鐘でなくても、是非撞きにおいでくださいね。
境内奥の薬師堂の前には濃いピンクの幟が二旈。4月6日(土)14:00からお釈迦様のお誕生祝い『花祭』と健康・縁結びのお薬師様の『薬師祭』です。甘茶はもちろん、花見団子に桜茶、温かい善哉も用意してご来山をお待ちしております。

2019年4月3日 住職 合掌

いつのまに・・・

いつのまに・・・

先日山門の下を通ると、オオスズメバチの死骸が数匹コンクリートの上に落ちていました。あの黒とオレンジ色のシマシマもあぶない、ブッとくてでっかい凶暴な奴です。よく見ると付近にこれまたキイロスズメバチの死骸が・・・何故ここに?と上を見上げると山門の軒下に直径40センチはあろうかという蜂の巣!肉食のオオスズメバチがキイロスズメバチの巣を攻撃したのですね。たぶん、命がけの反撃にあって断念したのでしょう。
ハチだって大事なファミリーを守るためなら身を挺して強敵に立ち向かう。仲間があって家族があって自分が守られる。それにしてもこんなところに巣をかけてるなんてぜんぜん知らなかった。うっかり山門に上がろうものなら、刺されていたかもしれません。おーこわ!
蒸し暑かった日曜日が一転して初冬の寒さに・・・近づく冬の足音にだんだん気ぜわしくなります。山門に幕を張らないといけないし、かわいそうだけどお正月前には、撤去しないといけないなあ。ハチさんゴメンネ。

しょぼーん。みニャさん、ごめんニャさい・・・

しょぼーん。みニャさん、ごめんニャさい・・・

ハニャ丸が帰ってきました!ふるさとの祭りから帰った翌朝、勝手口の外で特徴のある「はにゃあ、はにゃあ」の声。開けてみるとガリガリにやせたハニャがこちらを見上げてます。でもいったい20日も何処にいたんだろ?口内炎で食事も十分に取れなかったはず。見れば右の後ろ足にひどい怪我!他の猫にやられたのか、別な動物か、それとも・・・ナゾは深まるばかりです。親の怪我で未熟なままで生まれ、哺乳瓶でしばらく育てた彼がいなくなって、正直少なからず凹んでました。よくまあご無事で!写真は取り上げてくださった獣医さんのところで栄養缶詰をいただき(ガッツガッツ食べてます)傷をなめるとよくないのでフードをつけているところです。うなだれて一見しおらしそうにしていますが、尻尾が立っているのはうれしい証拠。どうやら心からの反省ではないようです。クッソー、腹の立つ!親の心子知らずとはこのこと。「良え良え。ようお帰り」言う思うたら大間違いじゃ。「ごめん」で済むなら警察は要らーん!
かわいい子には旅させてというけれど、和尚さん心配だよー。遊びに行ってもいいけど、今度は怪我しないようにな。頼むでハニャ丸!

だんじり小僧に‘へんしーん’!

だんじり小僧に‘へんしーん’!

拙僧のふるさとは、今年建国(分国というべきか?)1300年に沸いてます!それを記念して秋祭は自慢のどでかいおみこし(150人ぐらいで担ぐ)は勿論、城下町だから奴行列、町衆のだんじりと盛りだくさん。中でもだんじりは過去最多出場でした。小さい頃には代々実家のあった町内のだんじりに乗っけてもらい、高校の頃は、先生の「キミたちには受験があります、祭礼に参加する暇はない筈です」の言葉に、「かっぺには解らねえよ!(先生ごめんなさい、俺もかっぺです)」と反発。でもって、学生の時は前にも書いたけど、アメリカの連れとそろいの浴衣でワッショイ。そんな拙僧ですから、いやがうえにも血が騒ぎます。万難を排してもふるさとのだんじりは浴衣姿で引っ張らねばなりません。ちなみに当日は台風の名残の雲もすっかりうせて快晴!これも拙僧の徳のなせる業でしょうか?兄は綱の先頭、拙僧は2番手。姪は子どもを抱いて、だんじりの上。あとから姉の孫も乗って一家総出です。だけど甥っ子は“男はやっぱみこしだあ”とばかりに晩までそっち担いでました。画像は出発前のひとコマ。横にいるのは姪っ子親子ですので誤解のないように・・・。90過ぎた母にも、良い思い出となったことでしょう。頭そっても受け継いだDNAだけはどうしようもない拙僧でした。

懐かしい車が帰って来ました

懐かしい車が帰って来ました

といっても拙僧の実家の話。昭和53年ごろ、兄がどこからかこの車を手に入れて、しばらく実家の玄関を占領していました。今はどこのメーカーも作っていない2ストロークの500ccで、まあ良く走った。当時学生だった拙僧には、アメリカから来た友達がいて、丁度今頃、田舎の秋祭りでだんじりを引っ張ることになり、そろいの浴衣で参加しました。翌日はこの車で倉敷へ。往復200キロの道のりも無事走破。長くはいなかったけど、そんな楽しい思い出の詰まった同じモデルが30数年の時空を超えて再び実家に!ただし色はパッとしない朱色(オレンジ?)からキレイなライムグリーンに変身。カメレオンみたいです。そういえばこの車に前後して、まんま緑のワーゲンもありました(初代スバル360もあったゾ!)。どうも緑に縁があるみたいです。字もよく似てるけど・・・。

ハニャ丸帰って来い!

ハニャ丸帰って来い!

ハニャ丸が姿を見せなくなって2週間。この夏ごろから、口の中に口内炎ができて餌も痛くて思うように食べられない様子でした。この子を取り上げてくださった獣医さんで点滴や注射をしていただきました。どうも元気ないなと思っていましたが、突然に姿を隠してしまいました。何処にいったのかなあ、帰って来いよハニャ丸!先生からも、のびのびした性格のいい子といわれたお前。大好きだよ、ハニャ丸。

友有り。遠方より来る!

友有り。遠方より来る!

お久しぶりっす!はや半月も経ってしまいましたが、小学校2年以来の懐かしきご学友が2人、はるばる海を越えて“表敬訪問”に来てくれました。“人車ともにいつまでも”の安全・延命祈願もそこそこに、一路道後温泉に向かってGO!行きは初夏の日差しを浴びながら、今治から菊間・北条を経て宿へ。眺めよし、湯よし、食事よしの1日でした。翌日は玉川の山中を超えて再び今治。しまなみ街道へと向かう彼らと再会を約して見送ったのでした・・映っているバイクは2台ともBMW、パワーに余裕のオーバー1リッターです。愚僧のはというと、左のご仁の後ろに隠れているご老体。股の間からフロントのドラムブレーキが見えるっしょ。立派な体格の2台を前にイジけてるんです。でも道案内(要らんか?)で先頭を走ると「ええ音しとんのう!」といってくれましたよ。実は中・高の頃、皆こやつのバリバリ音にシビれたもんです。こ奴も今年が“本厄”。用心しながら走りましょう。ポンコツを愛する方、いらっしゃい。冷コー(これまた死語?)用意して待ってまーす!

4月8日月曜日ですけど、『花祭り』です

4月8日月曜日ですけど、『花祭り』です

ただ今桜の花が満開です。昨日はご法事から帰って来ると、参道から境内の桜をスケッチしていた方が有りました。見るとスポーツクラブで良くお話しする方でした。送っていただいたお家の方と一緒に甘酒でプチ花見です。でも今日明日と大荒れのお天気らしい。8日の花祭りは午後2時から。お釈迦様のお誕生日をお祝いして、お子様たちが元気に大きくなるように、またお薬師様のお祭りもしますので、こちらは縁結びや健康祈願にお出でください。桜は期待できませんが、ご法要のあと甘酒、甘茶、ショウガ湯、それに桜餅があります。早い者勝ちですよ!上の画像の桜もだいぶ弱ってきました。張り出した幹がお堂の屋根に倒れたら大変と、かわいそうだけど伐採する話が出ています。今年が見納めかもしれません。見に来てね、是非。

もうじき花祭り、おしゃかさまのお誕生日です

もうじき花祭り、おしゃかさまのお誕生日です

午後の陽ざしをいっぱい受けて、菜の花が黄色いじゅうたんを敷き詰めたようです。
ほんとはもっと鮮やかなのですが、拙僧の腕が未熟なだけ。独特のもわ~んとした香りが春の息吹ですねえ。境内の桜も開く寸前。来週4月8日の日曜日はこの世ではじめて仏の教えを説かれたおしゃかさまの誕生日、花祭りです。午前10:00からおしゃかさまにあやかり、お子たちの元気なご成長を祈ってお祝いの法要をいたします。甘茶も召し上がれ。カラダにいいですよ!引き続き、お薬師さまのお勤め(薬師祭)もいたします。皆様のご健康を祈願しますので、どうぞお参りください。たぶん、おぜんざいのお接待があります。
満開の桜に目を楽しませ、ウグイスの声に聞き惚れるのも、春ならではの興趣ですね。

お涅槃図(ねはんず)がなおってきました!

お涅槃図(ねはんず)がなおってきました!

3月6日のお涅槃会(ねはんえ…お釈迦様のお命日)を前に、修理にお預けしていたお涅槃図(お釈迦様ご臨終の場面を描いた図)が戻ってこられました。今から300年前、檀徒さんの遠いご先祖様がご寄進なさったものです。日清戦争の時に修復して以来120年、軸は曲がり、絵も表具も大層傷んでおりました。伝統工芸士の笹谷光芳氏に修復をお願いして5ヶ月。ご多忙にもかかわらず、とても丁寧なお仕事をしてくださいました。補筆してくださった絵師の中野庸二氏も剥落した無数の個所をひとつひとつ修復してくださいました。笹谷氏は納品なさる時は、必ずご自身が現場で掲掛にお立会いなさるほどの熱の入れようです。これは氏が檀徒有志の方と郷土館の館長さんや学芸員さん、それに趣味で仏画や表装をなさっている方々を前にお話しなさっているところです。おふた方には日程的にも、費用的にも随分ご無理をお願いしてしまいました。お蔭さまで今後100年、200年お姿の輝きを保ち続けることでしょう。

私ごとで恐縮ですが・・・うれしーっ!

私ごとで恐縮ですが・・・うれしーっ!

皆さんお元気ですか?忘れた頃に徒然日記の再開です。昨年末に広島の姉が作ってくれた床飾り(っていうのかな?)の紅梅が満開になりました。かの清少納言も「木の花は濃きも薄きも紅梅…」とか『枕草子』で言ってたぞ。『徒然日記』に『枕草子』はヘンかもしれんけど許して。濃いめピンクの可憐な花からは幽かに早春の香りが漂っています。

私ごとで恐縮なんですが、甥っ子がさる2月4日午前0時半、はじめてパパになりました!90を超えた拙僧の母にとっては初めての内ひ孫です。2月3日の節分にはタッチの差で間に合わなかったけれど、我が家にとっては1日遅れの“福は内”となりました。勿論厳しい修行を積んだ高徳の僧((だあれ?)が、一心に入魂した安産お守りが功を奏した(かも知れない)ことは言うまでも有りません、皆さんもそこんとこヨロシク!
今年もご結婚のお知らせとともに赤ちゃん誕生のお年始状をいただきました。おふたりの笑顔が目に浮かぶようで、ご祈願をお受けしてこんなに嬉しいことはありません。甥っ子よ、おめでとう。チーじいは嬉しい!子育ては大変だろうけど、そこが大きな喜び。これからはお父ちゃんだ、ガンバレ!これ見てるみんなもガンバレ!

咲いた、咲いたよ、桜の花が!

咲いた、咲いたよ、桜の花が!

遅い遅いと思っていたら、4月1日の夜1輪咲いていた桜の花。満開まであと1歩です。
明日4月8日が正真正銘の花祭りです。あわせて薬師祭もお勤めします。また4月10日は宗祖・臨済禅師のお命日(867年没)。8日から10日まで毎日午後2:00から法要を営みます。あと『延命十句観音経』のカンタン写経会をいたします。お供えはすべて大震災の義援金に。身体によくってほんのり甘い甘茶も召し上がれ!詳しくは当サイトの“大福寺について”の“おしらせ”をご覧ください。

雛祭りの後は花祭り

雛祭りの後は花祭り

今日から4月。ここ何日か、春のポカポカ陽気です。例年なら境内の桜がすでに満開のはずですが、今年は、まだ1輪も咲いていません。でも蕾は大きく膨らんで、花開く寸前です。ホントはこの8日ですが、お釈迦様の誕生日をお祝いする花祭りを明日2日(土)の午後2時からお勤めします。あわせて、お薬師様のお祭りもいたします。お釈迦様のように元気で立派な大人にご成長なさることを願って、安産と子育て、お薬師様には健康と縁結びの祈願をいたします。春の陽気と裏腹に、今震災で被害を受けた方々は大きな悲しみに包まれています。お供えとお賽銭は行事の後、みんなで義援金にいたしましょう。尚、4月10日(日)は我が臨済宗の宗祖、臨済禅師のお命日です。午後2:00からご供養とともに観音様のお経をなぞって書き写す震災義援写経会をいたします。簡単ですのでなさってみてください。ただし恐縮ながら筆など、筆記具をお持ちよりください。色を塗ってもいいですよ。花祭り同様、お供えは義援金にいたします。桜、満開だといいなあ!

再びお久しぶりです、雛祭り

再びお久しぶりです、雛祭り

半年振りだねえ、みんな元気?今日は春一番乗りのおめでた行事、雛祭り(桃の節句)の日です。ウチの弟子たちも、振袖とはいかないけれど真新しい首輪に替えておめかしです。みんなを代表して末單(バッタン)のチャ―に登場してもらいました。いろんな柄の子がいるけど、みんな違ってみんなよく似合う。あらためて拙僧のコーディネートのセンスが光ります!

ところで本日あのナンノちゃんこと南野陽子さんが4つ下の経営者とご結婚なさった由。23歳で結婚を夢見てかなわず、33歳も無事?通過、でもって43歳でめでたくゴールイン。ほんとによかったねえ。だけど相手が経営者じゃなくってもいいじゃん、年下でなくたっていいじゃん、43歳だっていいじゃん、人にはみんなそれぞれの“ちょうどいい”があるのさ!なんでも焼き肉店で食事をして交際が始まったとか…。余談ですが牛肉には人のお腹に入ると気分をリッチにさせる“しあわせ酵素”を分泌させる作用があるそうです。ということで、これ見てる人も意中の人はヤキニクでゲット!もちろん縁結びはダイフクがグッド!

お久しぶりです、酷暑お見舞い

お久しぶりです、酷暑お見舞い

お久しぶりです!9月というのに、この暑さ。オラもううんざり・・・前は2泊3泊朝帰りなんてざらやってんけど、今もうそんな気力おへん。まあ、1日2食昼寝つきいうたら文句言われしまへんけど・・・和尚さんもお盆の疲れか、少々ヘタリ気味。元気ええのは草ばかり。ヤツら、薬撒いても根っこ引いても生えてきよる。ゾンビみたいなやっちゃ。和尚さん、こちらの顔見て「オマエら、4匹もおって草の1本も抜こういう気にならんか?」て言い聞かすけど、みんな分らんような顔して見せてます。だって、熱中症なんかで逝くの嫌やも~ん!これ見てる人もせいぜいスポーツドリンクとかしっかり飲んで、あと少しや、この暑さ乗り切ってや~!
ああ、それからこないだの土曜日、どなたさんか存じませんけど結構なネコ缶ありがとうございました。正直生まれてこのかた、あんなええモン食べさせてもろたことないわ。和尚さん、いつも固形のキャットフードばっかし・・・でも、ほんまに草の1本も抜かんと“ディナー”にはありつけんかわからんな。「ネコの手も借りたい」言うけど、この手では、うーん・・・ムリちゃうかなあ・・・

ついに満願!西国三十三観音霊場巡拝

ついに満願!西国三十三観音霊場巡拝

一昨年の秋、奈良国立博物館で特別展『西国三十三カ所』が開催され、霊場をお定めになった花山法皇がお隠れになって1000年を記念して、各お札所で秘仏本尊(勿論観音様です)をご開扉になるのを知った拙僧は、巡拝して観音経を奉誦することを思い立ち、平成20年10月31日の粉河寺と施福寺を皮切りに、一か寺二か寺と巡拝、昨日平成24年4月6日兵庫県相野の播州清水寺に参拝、ついに満願の運びとなりました。
予想に反して風も暖かく快晴に恵まれ、何よりの参拝日和でした。ところが辺鄙な山の上とて、バスの便はなんと日に2本のみ。無事観音経と、御本尊に合わせ千手陀羅尼をお唱えしたものの、持ち前の文化財趣味と好奇心でついつい時間を喰ってしまい、発車時間に1分遅れこの山門の正面奥から出ていくバスをお見送りするハメに!

ちょうどお昼になったのであきらめて茶店で食事をいただいていると、たまたま営業でお寺に来られていた加古川の保険会社の方がJR相野駅まで送ってくださいました。次のバスまで2時間半近く待たねばならないところでした。お名前も聞き洩らしてしまいましたが、ホントに助かりました。感謝感謝です。
駅で地図を見るとJR篠山口駅がすぐ近くです。ここは昔のつれが頑張っているところ。全く予定外でしたがおもいきって訊ねてみました。20年ぶりに温めた旧交です。
ホームの『住職紹介』の写真は牡丹の花咲く奈良県桜井市の長谷寺にお参りした時の姿です。着ている衣は今は亡き叔母が拙僧の出家を喜んで包んでくれたお祝いで仕立てたもの。叔母の供養にもなると思い、春と秋はこの衣で巡拝しました(初夏と初秋はご葬儀を挙げたお宅のお嫁さんが「亡くなったお父さんにはとてもお世話になったから供養になると思って」と仕立ててくださった夏衣を着してお参りしました)。初日の施福寺の帰り、日ぐれて歩いている拙僧を見かけて車に乗せてくださった方、岐阜県の華厳寺では、お勤めしている時お布施を出そうとなさった初老のご婦人、天橋立の成相寺参拝の後お昼をいただいた名古屋のご婦人、那智山青岸渡寺参拝では泊めてくださったり、再開することのできた懐かしい串本の方々・・・。件の篠山のつれには出家の時も随分世話になりましたっけ。各お札所の方々はもとより、思い出せばきりがないくらい、多くの方のご助力があってこその巡拝でした。みんなみんなありがとー!お蔭で満願となりました!!
最後に普回向。「この功徳を以てあまねく一切に及ぼし、我らと衆生と皆ともに仏道を成ぜん」合掌。

ホントは4月8日です!

ホントは4月8日です!

花祭りと薬師祭のお知らせ
もっと早くお知らせしたかったのですが、うっかりデジカメをカバンごと電車の中に忘れてしまい、JR松山駅まで取りに行くハメに。トホホ・・・。おまけにこのところの悪天候で、やっと今朝桜が満開の境内をお眼にかかれました!
ホントは4月8日なんですが、明日4日午後2:00から花祭り・薬師祭をお勤めいたします。花祭りは降誕会(ごうたんえ)ともいい、お釈迦様のお誕生会です。また小さな子どものお姿のご仏像に甘茶をかけることから灌仏会(かんぶつえ)とも申します。
片方の手で天を、一方の手で地を指さし『天にも地にも、我独り尊し』と言われたそのお姿は、「彼方に輝く星も、足元に咲く花も、あなたがこの世に生まれたからこそ、意味があるんだよ」と教え示されているようです。言わば皆さんのお誕生会でもあるのです。甘茶を召しあがって、ともにお祝いしましょう。安産・子育てのご祈願もいたします!
また年に一度のお薬師様のご開帳もいたします。お薬師さまは健康・厄除・縁結びの仏様。これらのご祈願もいたしますので、どうぞご結縁なさいますよう。
桜の花もここぞとばかりに咲き誇り、皆様のご来山を心待ちにしているかのようです。

ああ、やっと・・・

ああ、やっと・・・

お彼岸の入りに白壁の修理が何とか間に合いました。平成16年8月30日の台風ではげはげに。はげは和尚だけでいいっつーのに!
誰か言い出さないかなーと皆が思いつつ、言い出さないで5年半。やっと去年の暮から修理が始まりました。乏しい予算の中、請け負った建設屋さんも「檀徒として、オレの生きてるうちはやり変えなくてもよいように」と清水の舞台。左官屋さんも寒い中、丁寧なお仕事をなさいました。本当にお世話になりました。
もうすぐ桜の開花です。真新しい白壁をバックにきれいですよ。見に来てな!

黄水仙が見頃です!

黄水仙が見頃です!

咲き始めてちょうど半月・・・黄水仙が見頃となりました。いささかお寺の境内には派手すぎるかも・・・そんな住職の勝手な思いをよそに、今の一瞬を生き生き生きてます。
もうじきお彼岸。お墓参りの日々ですが、大福寺はお薬師様のお蔭で、檀徒さんも元気元気。お仕事ひとつもありません!嬉しいやら苦しいやら・・・乾いた笑いの住職です。
“私が”という自我の迷いに苦しむこちら岸(此岸ーしがん)も、迷いのもとを知れば、今この身このままで悟りの向こう岸(彼岸ーひがん)に行ける。それがお彼岸の意味です。
桜の開花の知らせも届き始めました。お寺にお参りして仏様のみ教えに触れましょう!

春は名のみの・・・

春は名のみの・・・

今日は3月10日。昨日積もったシャーベットみたいな雪が消え残っています。ポカポカ陽気もここへきて逆戻り。春は名のみの風の寒さよ・・・。
ニャー山(『弟子の紹介』をご覧ください)用にバーゲンで買ってきたネコハウスを出してやると、早速入ったのはチャッカリ屋さんの息子ハニャ丸でした。おまえはエライ!一緒にいるのはゴロちゃんです。寒けりゃ身内も他人もかんけーねーってとこですかね?
3月10日と言えば65年前の今日、東京の街がB29約100機の大空襲を受け、焼け野が原になった日です。おばあちゃんやお父さん、お母さんそして赤ちゃん・・・果てはわんこやにゃんこまで炎に巻かれて、10万人もの人々が死んでいったのでした・・・。
犠牲者には罪はないけど、これが明治時代以降、今までのお付き合いを忘れ、自分達を過信してまわりの国民を見下してきた結末なのです。私たちの祖先の思いあがりが生んだ悲劇とはいえませんか。
幸せのもとは“お互いの尊敬”にあるのではないでしょうか?「分別捨てりゃ、温かいよ!」って、なんかにゃんこべえがほとけさまにみえません??

アクセスアクセス

大福寺
寺院名 大福寺
所在地 〒799-0722 愛媛県四国中央市土居町北野580
TEL 0896-74-3037 0896-74-3037
住職 牧山 單道
駐車場 有り(3台)
アクセス JR「関川駅」より徒歩18分

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